歯肉整形など
歯肉整形
歯茎が出ている、見えすぎる、口唇がめくれている、そんな口元はガミースマイルなどと呼ばれ、悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。
歯がきれいというだけでなく、より美しい口元にと思われるのは当然のことでしょう。
歯肉の状況によりますが、数分程度で整形終了するものもありますので、一度ご相談ください。
- 歯肉整形は、身体に対する負担の少ない短時間でできる治療法なのですが、注意点として後戻りのリスクを考慮する必要があります。
- 患者様によっては、顎の位置、歯大きさ、歯の軸方向、筋肉の発達などの原因により、歯肉整形だけでは改善しない可能性がございます。また治療直後には、歯磨き時の出血が起こりやすく、痛み等が発生することがあります。時間経過とともに改善いたしますが、これらのデメリットについては、治療前にしっかりご説明させていただきます。


「フッ素」や「シーラント」が広まったことで虫歯の本数はかなり減ってきています。対照的に増えているのが「歯並び」の問題です。
図1は乳歯が生えそろったころの歯並びです。きれいに並んでいて問題なさそうです。ところが永久歯に生え変わったら図2のようにでこぼこした歯並びになってしまったということがよくあります。
図1は隙間なく乳歯が並んでいます。永久歯は乳歯より大きいので永久歯の生えるスペースが足りなくてでこぼこになってしまったのです。つまり、図1の状態は顎の成長が足りず、スペースも足りない状態なのです。
次に図3を見てください。歯と歯の間に隙間がしっかりあります。この状態であれば永久歯が生えるスペースも十分に確保されています。理想的な乳歯の歯並びは図3であると言えます。
当院では子どもの定期検診の際に虫歯や歯茎の状態だけでなく歯並びもチェックしているのですが、最近は隙間のない図1の歯並びのお子さんが増えているように感じます。
他にも歯並びの問題として反対咬合(受け口)、開咬(前歯が咬まない状態)などがあります。

きれいに並んでいるがスペースがない状態

でこぼこした歯並び

スペースがある理想的な乳歯の歯並び

「永久歯に生え変わるまで様子をみましょう」と言われたことはありませんか?歯並びの問題は様子を見ていても治ることはありません。むしろ、大人になってから治療しようとすると成長を利用できないため、治療に時間と費用がかかることになります。
当院では簡単なトレーニングは3~4歳から、装置を使った治療は6~7歳から始めます(図4,5)。歯並びはスペースの問題だけでなく、口や舌の筋肉を正しく使えているか、食事の習慣、姿勢なども関係するため、子供のころから治療する必要があると考えています。子どもの成長に合わせて口の正しい機能を獲得していくことが大事です。



