マウスガードのメリット

マウスガード着用規定
2017年4月時点

マウスガードカラー規定

よくいただくご質問
市販のマウスガードとどう違いますか?
市販品にはいくつかの課題があります。手頃な価格の市販品もありますが、お湯で形を整えるなど自分で調整するため、お口にぴったり合わせるのは難しいものです。違和感があったり、外れやすかったり、話しにくかったり、呼吸が浅くなるなど使いづらさを感じることが多いです。
そのため、せっかく買っても一度使ってやめてしまう方が少なくありません。また、歯科的な観点から咬み合わせが考慮されていないと、顎関節に負担がかかり顎関節症の原因になることもあります。
場合によっては、不適切なマウスガードを使用することでパフォーマンスが落ちたり、衝撃を受けた時に歯の破折や骨折のリスクが高まることもあるので、歯科医院での相談をおすすめします。
マウスガードの耐久性はどのくらいですか?
スポーツの種類や個人の使用状況によって異なります。週に1回の使用なのか、毎日使用されるのかなど、ご使用の頻度や噛む力によって個人差が生じます。
装着時の使用感が悪くなった、マウスガードが歯から浮いている、フィットしない、ずれる、外れやすいなどの症状が出てきたら、マウスガードの状態を見直す目安にしてください。
歯の治療中ですが、マウスガードを作ることはできますか
治療後の作成をおすすめします。
基本的には歯の治療が終わってから作製します。これは、むし歯治療により歯の形が変わった場合、マウスガードの確実なフィット感を得られなくなる可能性があるためです。
ただし、かみ合わせに関係のない場合や、対合の歯でごく小さなむし歯であれば作製可能な場合もありますので、当歯科医院にご相談ください。
筋トレでマウスガードを使用していいですか?
是非お使いください。
踏ん張りが利き、筋トレの効果・パフォーマンスが増強します。そしてなによりも食いしばりから歯や顎を守ることができます。歯科専門家が作製したマウスガードは、トレーニング中の安全性と効果を高める重要なアイテムです。
現在、入れ歯を使用しておりますが、マウスガードを作ることは可能ですか?
作成可能です。
競技中に入れ歯を装着したままか、外すかについては個別に対応いたします。また、歯がない本数や部位を考慮して、入れ歯の上にマウスガードを装着するか、入れ歯を外した状態でマウスガードを使用するか適切に判断させていただきます。
いずれの場合も、安心してスポーツを楽しんでいただくためにマウスガードの装着をお勧めします。当歯科医院で詳しくご相談ください。
マウスガードの取り扱い上の注意点を教えてください。
◎ご使用上の注意事項
マウスガードをご使用いただく際は、以下の点にご注意ください。
使用後は流水で唾液などをしっかり洗い流し、水分を十分にふき取ってから専用ケースに入れて保管してください。歯ブラシでのブラッシングも効果的です。水で濡らして歯を磨くような感覚でブラッシングすることで、ニオイを抑え、細菌感染の防止にもなります。マウスピースや入れ歯の洗浄剤も使用可能です。
ただし、マウスガードは熱に弱いため「熱さ」や「火気」には十分注意してください。お湯での消毒や熱湯をかけることは変形の原因となりますので絶対におやめください。また、夏場の暑い時期には、マウスガードをケースに入れたまま車のダッシュボードなどに長時間放置することも避けてください。
※マウスガードを適切にケアすることで、より長くお使いいただけます。
小学生ですが、マウスガードを作れますか
作成できます。
目的は、接触や不測の事故による歯や脳へのダメージや精神的なショックを少しでも和らげることです。お子さんのうちからマウスガードに慣れることをおすすめします。
ただし、この時期はまだ歯の生え変わりや顎の成長段階ですので、最初に作製したマウスガードのサイズが合わなくなることがあります。靴や衣服と同じように、成長に合わせて新しいものが必要になります。その際は再度、歯科医院で歯型を採ることになりますのでご了承ください。
そのため、歯科医院では大人と同じ品質のマウスガードでありながらも、保護者の方の経済的負担を軽減するため、お子さん用は価格を低く設定させていただいております。
なぜ上下の歯型も採るのですか
かみ合わせを考慮するためです。
当院のマウスガードは、かみ合わせを十分に考慮して作製しています。すべての歯が上下とも均等にマウスガードに接触するよう設計し、力を分散させます。また、かむ面積が広くなることで脳への刺激が大きくなり、筋力アップにもつながります。
このような歯科的な効果を得るために、上下の歯型を採取しております。
下の歯のほうが上の歯より前に出ていますが・・・
状態に合わせて対応いたします。
マウスガードは通常上の歯に装着しますが、大きな反対咬合の場合は下の歯に装着することもあります。軽度の反対咬合であれば前歯の部分を厚くするなど状況に合わせて調整し、上の歯に装着します。
歯科医院では、お一人おひとりの噛み合わせの状態を確認した上で製作いたします。