小児治療
小児歯科とは
お母さんお父さんが虫歯が出来やすいタイプだから子供も仕方がないとあきらめていませんか?
子供に虫歯をつくらないことは可能です。子育ての経験をふまえた指導にご期待ください。
まず診察室に慣れるところから始めます。
当医院では、子供の健康な成長を、歯科の立場からお手伝いすることだと考えております。









むし歯にならないために必要な3つのこと

①飲食回数を決めましょう
飲食をするとお口の中は酸性になっていき、 酸性になると歯の成分が溶け出し (脱灰) ます。しばらくすると唾液の力 (緩衝能) でお口の中は中性に戻り、 中性になると唾液の成分 (カルシウム・リン酸) によって溶けた歯が元に戻る (再石灰化) というサイクルを常に繰り返しています。 このため、 飲食のタイミングや回数が不規則になると、 酸性の割合が増え、むし歯になるリスクが高くなります。
目安としては、3歳まではごはん3回とおやつ2回まで。 4歳からはごはん3回とおやつ1回とするのが理想です。 (水、 お茶、 牛乳以外を飲むことは飲食回数に含まれます) 例えば、 移動の車中でのアメやラムネ、 お風呂上がりのジュース、 宿題しながらおやつ、脱水予防のためのスポーツ飲料なども注意が必要です。
② フッ素を毎日使いましょう
フッ素(フッ化物)には、歯を強くする効果、 むし歯菌の働きを抑える効果、 溶け出した歯の成分を再石灰化する働きを助ける効果があり、むし歯予防にとても有効です。 当院では、5歳以下ならフッ素ジェル、 3歳以上ならフッ素洗口をお勧めしています。
フッ素ジェル
フッ化物とキシリトールを主成分とした家庭でできるフッ素塗布用の透明ジェルです。 いつも通りに歯磨きをして、 お口をゆすいだ後にジェルを歯ブラシにつけて、 全ての歯にいきわたるように軽く磨きます。 ジェルの塗布後はお口はゆすぎません。
フッ素洗口液
仕上げ磨きをして、歯についた汚れを落としたら、 フッ素洗口液をお口全体にいきわたるようにほっペを膨らませてブクブクうがいします。 30分間は飲食を控えてください。


③ 小学校3年までは仕上げ磨きをしましょう
お子さま自身の歯みがきでは、どうしても磨き残しができやすく、 特に奥歯や歯と歯の間の磨き残しは、むし歯の原因になります。 また、 親御さまが仕上げ磨きをすることで、 お子さまも自然と歯みがきの習慣が身につきます。
仕上げ磨きは必ず寝かせ磨きで行いましょう。 嫌がるお子さんの場合は、抑制磨きを行いましょう。 小学校に入ったら永久歯が生えてきますが、 永久歯が生えてからの2~3年は、歯がとても弱いので、この時期にむし歯にさせないことがとても重要です。
子供の虫歯予防
大切な歯磨きの習慣
食後の歯みがきは、お口の健康を守る大切な習慣です。
歯の病気の原因となるプラーク(細菌のかたまり)を取り除き、口腔内を清潔に保つことができます。
お子様の発達に合わせて、歯みがきの習慣をつけましょう。

歯磨きのポイント
1歳 | 歯ブラシを持って慣れることから始めましょう。 |
2歳 | 自分でみがこうとします。一緒にみがいて歯みがきを生活習慣にしましょう。 |
3~5歳 | 乳歯が生えそろう時期。 みがき残しがないようにチェックしてあげましょう。 |
6歳以上 | 永久歯が生えます。永久歯を中心にブラッシングしましょう。 |
予防(メインテナンス)プログラム
患者さまの健康な口腔内を生涯守り、維持するために予防プログラムを提案しています。
歯ブラシの方法や補助的清掃器具などの使用方法の確認やお口の中の状態に合わせておすすめな製品を紹介します。
治療が必要な場合は治療を行います。
再度、口腔内状態の精密検査を行います。
メインテナンス期間は1~6ヶ月になります。検査結果と口腔内の状態で決定します。